自転車教育国際セミナー2017年11月26日 23時32分

愛媛での国際WSの2日目は
「こどもの発達に応じた自転車教育国際セミナー in 愛媛」
です。会場は松山市総合コミュニティセンター。

吉田長裕 大阪市立大学大学院准教授の趣旨説明のあと、
各専門家の方々の発表、そしてパネルディスカッションや
意見交換と、盛りだくさんで充実した内容でした。

愛媛県での自転車政策について発表する愛媛県企画振興部の
河上芳一 自転車新文化推進室主幹。

「オランダにおける自転車教育」について発表されるのは
オランダ交通安全研究所のディベラ トゥイスクさん。
大学での専攻は心理学・社会学。大学院での選考は
実験心理学と人間工学で、現研究所では子どもの交通心理と
安全教育に関わる研究に従事してこられました。

このスライドの訳
 ・自動車から自転車通行環境の分離
    ・もしできなければ、自転車は・・
 1. 歩道上ではなく道路上へ
 2. 歩行者とは混在させない
 3. 自動車交通と混在させる
 4. 自動車の速度の低減(50km/h未満)

「英国におけるインクルーシブサイクリングの実施状況」
について発表されるポーラ ベレントさん。
ロンドン大学の後期博士課程の学生さんです。
本研究プロジェクトの協力者でもあり、これまでも何度か
研究会にスカイプで参加してこられた方です。

「インクルーシブサイクリング」と題して、オランダに
おける弱視の自転車利用について発表される
ロービジョン研究所のベリー・デン・ブリンカーさん。
ご自身も弱視で、具体的にはスライドのベリーさんの顔が
健常者なら左のように見えるところ、自分は右のような感じ
と説明されました。
それでも自転車には乗れる。他にも弱視で毎朝12kmを
自転車で通勤している人の例などを紹介し、弱視の自転車
利用に何が必要か、自転道の良い事例、悪い事例など、
有益なお話でした。

今回の詳しい報告はいずれまとめることになると思います。

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