富士教育訓練センターへ2017年11月11日 21時30分

富士教育訓練センターにて実施される「登録基幹技能者講習
(路面標示)」の閉講式に清水会長の代理で出席しました。

挨拶と、修了証書の授与を行いました。

この講習は、全標協が国土交通大臣の登録を受けた機関として
建設業法施行規則第18条の3の4の規定に基づき実施している
もので、講習後に認定試験があります。

閉講式は認定試験が終わったあと14時30分より行われました。

今まで何度か富士教育訓練センターに来ていますが、きょうの
富士山は最高に美しい姿でした。
これは「新富士駅」発「富士山駅」行き路線バスを
「道の駅朝霧公園」で下車したとき写したもの。
道の駅に隣接する富士教育訓練センターからは富士山が
下の写真のように見えます。

これまで何度かセンター入り口から富士山方面を写しましたが、
雲でどこに富士山があるのか分からないままでした。

閉講式の前に、訓練センターの菅井文明専務理事が
「先日、国交省の森 昌文技監がこちらに視察に来られて、
この訓練センターの取り組みに大きな関心を持ってくれ
ましたよ」と新聞記事を見せながら教えてくださいました。
(森技監とは国交省の道路局長時代から面識があります。
 工学博士。厳しいこともズバリと指摘する方です。)

同訓練センターには、宿泊施設や入浴施設のほかに食堂、
体育館も整備されています。
建設技術者・技能者の教育訓練だけでなく、新入社員研修や、
変わったところでは引きこもりの生徒の合宿研修(夏休み)
にも利用されていて、好評とのことです。

「建専連」全国大会・ニッショーホール2017年11月16日 21時44分

「建専連」(一社 建設産業専門団体連合会)の全国大会に
全標協の清水会長の代理で参加しました。
会場は虎ノ門の日本消防会館ニッショーホールです。

建専連とは、専門工事業や設備工事業、建設関連業の団体で
構成されている組織で、管工事業の連合会も入っています。

蛇足ながら私は管工事業の会社で技術者として働いていた
ことがあり、そのとき「1級管工事施工管理技士」と
「1級土木施工管理技士」の資格を取りました。
当時こういう資格は取っても本人にメリットがあるわけでは
なく、会社が入札時に加点されることもありませんでした。

最近ようやく登録基幹技能者等が評価の対象になってきた
のは、関連業者の団体である「建専連」が入札制度の改革を
国交省などに訴え続けてきた成果とも言えます。

全標協会長は建専連の役員にもなっているため、代理ながら
私も午前中、5階大会議室で開催された事前打ち合わせ、
意見交換会から出席しました。

私の隣の席にいらした方は、(一社)日本塗装工業会会長の
乃一 稔様でした。
名刺交換してお話ししていたら、
「きょう11月16日は、1(い)1(い)1(い)6(ろ)の語呂合わせで
『いいいろ塗装の日』とわが工業会で制定した日なんですよ」
と教えてくださいました。
1998年(平成10年)に制定したそうです。

日本塗装工業会HPのトップページにも
「11月16日はいいいろ塗装の日」と書かれています。
ちなみにこんな感じ。


日本塗装工業会でも、ボランティア活動として、小学校や
幼稚園に「内装塗替え支援キャンペーン」という活動を
しているそうです。
小田原市でもいくつかやってくださったようで、下の図は
「小田原市立富士見小学校」での実施状況。

図の出典:「平成28年度内装塗替え支援キャンペーン実績集」
    (一社)日本塗料工業会、日本塗装商業組合、
    (一社)日本塗装工業会

小田原市では、他にも鴨宮中学校、豊川小学校で実施したとの
こと。
どの業界でも自分たちの専門技術で社会貢献されている
ことを知り、励まされました。

午後にニッショーホールで開催された「全国大会」には、
石井啓一国土交通大臣、田畑裕明厚労省政務官ほか、まさに
お歴々が壇上に勢揃いという感じでちょっと驚きました。
(森昌文技監の姿も見えました。)

本日は夕方から帝国ホテルで本田賞の授与式があるため、
やむなくパネルディスカッションの途中で退席しました。

日本消防会館に来たのは初めてです。
1階部分に、昔の消防用具が展示されていました。
これは「蒸気の腕用ポンプ」

これは「ペルー蒸気消防馬車」というらしい。

本田賞授与式2017年11月16日 22時25分

科学技術分野のノーベル賞とも言える本田賞の授与式と
受賞記念講演が帝国ホテルにて挙行されました。
今年の受賞者は日本人の松波弘之京都大学名誉教授です。
シリコンカーバイド(SiC)パワーデバイスの先駆的研究と
実用化への貢献が評価されました。

下記はHONDAによる2017年本田賞の紹介です。


本田賞授与式は本田宗一郎さんの誕生日(11月17日)前後に
執り行われます。
今年も授与式、記念講演、レセプションに列席させて
いただけました。光栄なことです。

メダル、賞状と副賞1,000万円を授与された松波博士です。
長年、研究生活を支えてこられたお連れ合い様には花束が
贈呈されました。

おめでとうございます。

記念講演は、非常に興味深い内容でした。

パワーデバイスとは、インバーターやコンバーターなどの
電力変換器に用いられる半導体素子です。
一方、シリコンカーバイドSiCは、高効率で電力制御を実現
する素材です。
実用化されたSiCパワーデバイスによって、電力を供給する
際の電力損失を著しく削減させることができ、さらに機器の
小型化と高速で高効率な電力制御が可能になりました。
このことは、電力消費に伴う化石燃料の消費や、発電廃棄物の
地球規模の急増に対する解決策にもつながります。
実用化するまで多くの困難があったようですが、松波博士は
決してあきらめず、粘り強く研究に取り組んでこられました。

改めて「人間性あふれる文明の創造」に寄与された松波博士の
研究に敬意を表します。

GIFTSに参加2017年11月18日 22時08分

国連大学にて開催されたIATSS(国際交通安全学会)主催の
GIFTS ( Global Interactive Forum on Traffic & Safety ) に
参加しました。

昨日(11月17日)はウ・タント国際会議場にて一般公開の
シンポジウム「公共空間と交通文化」が開催されました。

武内 和彦 IATSS会長の挨拶のあと、大口 敬 東京大学生産
技術研究所教授が趣旨説明を行い、続いて基調講演と
パネルディスカッションという内容でした。
パネリストとして登壇された服部圭郎明治学院大学教授に
久しぶりにお会いして、じっくりとお話しすることができ
ました。

2日目(11月18日)のワークショップは非公開で自由な
討議がなされました。
撮影、録音とも禁止でしたので、写真はありません。

灰屋芋(はいやいも)in 愛媛2017年11月25日 22時21分

国際交通安全学会の研究プロジェクト(研究リーダー:
吉田長裕大阪市立大学大学院准教授)で、愛媛県松山市にて
こどもの自転車交通モビリティの国際WS(ワークショップ)
を開催しました。

WSのテーマは「障害児向け自転車トレーニング」で、
愛媛県の「タンデム自転車NONちゃん倶楽部」の皆さんの
全面的な協力により行われました。
WSの前に「灰屋芋(はいやいも)」という珍しい焼き芋づくり
を見学させていただいたのでまずはその紹介。

トレーニングの会場は愛媛県運転免許センター。
海(瀬戸内海?)に面した場所に立地しています。

「最初に灰屋芋の水かけをします」
と説明があり、サツマイモが入っているドラム缶に
係の人がジョウロで水を入れ始めました。

後ろにいるカメラを持った人たちは、きょうの自転車
トレーニングのお手伝いをしてくださるインストラクターや
サポーターの方々です。
ドラム缶には生石灰が入っているのです。
そう。生石灰に水を加えると、化学反応で発熱して
反応熱で消石灰ができるのです。
その熱で芋が蒸し焼きになり、焼き芋ができるのです。
あとでネットで調べたら、熱化学方程式で表わすと次の
ようになるそうです。

CaO + H2O = Ca( OH )2 + 65.2kJ

しばらくすると、水蒸気が立ちこめてきました。

蓋をして、じっくりと1時間半ぐらいかけて焼くと、
それはそれはおいしい焼き芋ができるのです。

私は今まで知らなかったのですが、愛媛県の西伊予市
明浜(あけはま)は石灰岩の山が多く、石灰産業で栄えた
まちでした。
この辺の子どもたちは学校に行く前に家の畑から持ってきた
サツマイモを石灰窯の女将さんに預けて、下校時においしく
焼き上がった芋を受け取って、食べながら帰ったのだそうです。

灰屋芋は火を使わないで焼き芋ができるので、こういう
場所でのイベントには最適ですね。

トレーニングの詳細はあとで書きます。

障害児向け自転車トレーニング2017年11月25日 22時41分

障害児向け自転車トレーニングの実践の様子です。
障害があっても自転車に乗りたい。
できれば安全に楽しく自転車に乗りたい。
タンデムで公道をサイクリングしたい。
そのような夢を形にするための研究調査活動の一つとして、
今回の自転車教室が企画されました。

(参考までに昨年10月に子どもたちが楽しく自転車に
 乗れるようにと開催したデンマーク式自転車教室
 も、この研究活動のひとつです。)

今回のトレーニングは免許センターの実技コースの一部を
お借りして実施されました。
主催:(公財)国際交通安全学会こどもの交通安全教育
   プロジェクト
協力:タンデム自転車NONちゃん倶楽部
   NPO法人サイクルボランティア・ジャパン(CVJ )
   あおぞら財団

まず約20人の子どもたちを障害の種類と程度によって、
3つのグループに分けました。

準備運動や自己紹介のあと、自転車の仕組みを解説し、
自転車に触ってもらいます。
身体に合わせてサイズを調整。

乗れました。

ゲームも取り入れ、楽しみながらの練習です。
ハンドサイクル。手でこぐタイプの自転車です。

車いす自転車。ハエたたきでシャボン玉たたきに挑戦。

視覚に障害がある子がタンデム自転車に乗っています。

視覚に障害があるMちゃんは、生まれて初めて自転車に
乗りました。3人乗りの自転車です。

タンデム流鏑馬(やぶさめ)というゲームです。
視覚に障害がある子が、サポーターの合図でコーンに
リングを投げ入れます。

タンデム自転車でゆっくり競争。

今回の国際WSのゲスト、オランダのベリー氏も視覚に障害が
あります。一緒に自転車を楽しむベリー氏。

最後に愛媛県警察本部交通企画課の古谷剛さんより
交通安全や交通ルールに関するお話がありました。
左の人はあおぞら財団の藤江徹さん(本研究メンバーです)

会議室に戻り、参加者に「修了証」を配布し、
灰屋芋をおいしくいただきました。

協力団体の皆さん。とりわけNONちゃん倶楽部代表の
津賀薫さんと、あおぞら財団の藤江徹さんのご尽力に
心より感謝です。

自転車教育国際セミナー2017年11月26日 23時32分

愛媛での国際WSの2日目は
「こどもの発達に応じた自転車教育国際セミナー in 愛媛」
です。会場は松山市総合コミュニティセンター。

吉田長裕 大阪市立大学大学院准教授の趣旨説明のあと、
各専門家の方々の発表、そしてパネルディスカッションや
意見交換と、盛りだくさんで充実した内容でした。

愛媛県での自転車政策について発表する愛媛県企画振興部の
河上芳一 自転車新文化推進室主幹。

「オランダにおける自転車教育」について発表されるのは
オランダ交通安全研究所のディベラ トゥイスクさん。
大学での専攻は心理学・社会学。大学院での選考は
実験心理学と人間工学で、現研究所では子どもの交通心理と
安全教育に関わる研究に従事してこられました。

このスライドの訳
 ・自動車から自転車通行環境の分離
    ・もしできなければ、自転車は・・
 1. 歩道上ではなく道路上へ
 2. 歩行者とは混在させない
 3. 自動車交通と混在させる
 4. 自動車の速度の低減(50km/h未満)

「英国におけるインクルーシブサイクリングの実施状況」
について発表されるポーラ ベレントさん。
ロンドン大学の後期博士課程の学生さんです。
本研究プロジェクトの協力者でもあり、これまでも何度か
研究会にスカイプで参加してこられた方です。

「インクルーシブサイクリング」と題して、オランダに
おける弱視の自転車利用について発表される
ロービジョン研究所のベリー・デン・ブリンカーさん。
ご自身も弱視で、具体的にはスライドのベリーさんの顔が
健常者なら左のように見えるところ、自分は右のような感じ
と説明されました。
それでも自転車には乗れる。他にも弱視で毎朝12kmを
自転車で通勤している人の例などを紹介し、弱視の自転車
利用に何が必要か、自転道の良い事例、悪い事例など、
有益なお話でした。

今回の詳しい報告はいずれまとめることになると思います。

Kaちゃん七五三参り2017年11月27日 22時05分

Machan(息子)&しぽりんさんの長女Kaちゃんの7歳の
七五三参りです。

きょうは月曜日なのですが、Kaちゃんが通っている小学校
が創立70周年ということで、行事の関係で振替休日。
私も日曜日まで愛媛県だったので、きょうは一緒にお参り
することができて幸いでした。

◯神社にいくと、やはり同じ小学校のお友だちがお参りに
きていました。
女の子はかわいくていいわぁ。
Kaちゃんは水色の着物。洋服みたいに白いレースの
フリルがいっぱい付いています。
お友だちの着物は、古典的な純和風の柄。
こちらも似合って、素敵です。
後ろの帯はこんな感じ。

「祝 七五三」の立て看板の前で。
お友だちとのツーショットもたくさん写しました。

お昼ごはんはいつものお店が閉店になるということで
満室のため予約がとれず、おしゃれなお蕎麦屋になりました。
「蕎麦匠 源(そばしょうみなもと)」というお店。
蕎麦匠 源のHP

道路からちょっと奥まった場所にある隠れ家のような趣の
ある店構えです。

お店の案内ページにある室内風景の写真です。
写真の奥に写っているお部屋で、「個室・蕎麦会席料理」を
いただきました。

石臼で自家製粉をした十割生粉打ちの細打ちの蕎麦です。
左上の揚げ蕎麦が、カリッとしていてこの上なくおいしい。

Kaちゃん。7歳の七五三参りおめでとう。
どうかどうか、健やかに育ってくれますように。

天国にいってしまったMiちゃんの3歳のお祝いを
したときのことが昨日のように思い出されます。
Miちゃん。私のひざに乗って、甘えてくれましたね・・・

Miちゃん七五三参り