授業最終2013年02月01日 21時51分

水曜日(1月30日)、田中伸治先生の「交通計画特論」の授業が
終了しました。
本日にて中村文彦先生の「都市基盤政策特論」も終了しました。
午後からの定例会、合同ゼミも本日で終了です。

いよいよ論文の執筆ですね。
これからが本番です。

論文(案)完成2013年02月18日 23時00分

2月22日締め切りの土木学会論文がようやくまとまりました。
まだ中村文彦先生に読んでいただいていません。
さきほどメールで送信。
中村先生とはあす、横浜市の養護学校の通学訓練の視察を
する予定です。
(なのでよけい今夜中に仕上げる必要があったのです。)

恐らく先生のところには、学生たちからの論文が
続々届いていて、多忙を極めていることと拝察しますが、
ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

通学訓練視察2013年02月19日 21時13分

横浜市のK養護学校の通学訓練の様子を視察しました。
新交通システムを貸し切りで特別に走らせてもらって
事業者さんに多大なご協力をいただいての訓練です。

ただ、まだこの取り組みは外部に報告できる案件ではないので、
残念ながらこれ以上詳細は書けません。
(そのうち研究報告で発表という形になるでしょう。)

土木学会へ論文投稿2013年02月23日 23時15分

中村文彦教授にご指導いただき、
何度も書き直し、修正して、
ようやく土木学会論文集への論文(審査付論文)を書き上げました。
先生からOKをいただいたのが、締め切り時間の1時間ほど前。

実はそのあとの「投稿」作業がひと苦労でした。
土木学会はすべてウェブ上で手続きしなければいけないのです。
が、どういう訳か何度トライしても入力エラー表示が出て、
「受付完了」画面までたどり着けません。

原因がわからず、時間は迫るし、自宅で作業しているので、
相談できる人はいないし、もう焦る焦る・・・・

揚げ句の果て、原稿が「容量オーバー」になることも判明し、
一時は絶望的になりました。ホント涙が出てきました。
ここで受付してもらえないうち時間切れになったら、
今までの苦労が水の泡ですもの・・

以下は、自分メモ用です。今後同じ失敗をしないために。

docファイルをpdfファイルに変換すると、容量が大きくなるんですね・・
容量を下げるには、写真データの容量を小さくしないといけません。
なので、解像度を下げて写真データを作り直す作業をしました。
写真が多いと手間がかかって大変です。
中村教授からコメントいただいた、
「原稿は8頁に減らす(最初10頁)」「写真の枚数を減らす」
はこういうトラブル回避のためでもあったのですね。

「発表会での情報」の項目に入れるのは、過去にこの論文を
発表した学会を入れます。
これから発表するのに、ここに何を書くのだろうと、
空白のまま進んだので入力ミス表示が出たのですね。

(投稿要項の「投稿資格」に書いてある。
 論文は、過去2年以内の土木計画学研究・講演集に掲載され、
 かつ研究発表会で発表されたものに限る。)
つまり、私の場合はここに、昨年11月の
第46回土木計画学研究発表会
を記入しないといけないのです。

ともかく、やっと受付完了画面にたどり着きました。
土木学会から「受付完了通知」も送信されてきました。
ホッとしました。
関係の先生方、ありがとうございました。

論文まとめのポイント2013年02月28日 22時58分

中村文彦教授からご指導いただいた論文執筆のポイントです。

まず、これは私自身へのコメントではなく、学生全体への助言。

*論文には「と思われる」「だろう」という日本語は使わない。
 「と考えられる」「推察される」が限度。
*箇条書きは必要最低限。表を多用する。
*ひとつひとつの文は短いほうが良い。
 それらを適切な接続詞でつなげて、段落の中を構造化するのが、
 理科系的な作文である。
*外来語を英語表記するべきところ、片仮名表記すべきところ、
 和訳して表記すべきところを使い分けなければならない。

私の論文へのコメント

*学術論文は、論説や報告とは異なる文章が望ましい。
 仮説を科学的な方法で検証したというスタイルが基本。
 科学的というのは定量的という意味ではなく、
 論文を読んだ人がトレースできる手法であるということ。
*論文は出だしが勝負。
 なぜ評価しなくてはいけないのか。
 評価とは、何をどうすることか。
 評価結果の政策的意義は何か
 を、1章にしっかり書く。
*報告がまだされてないから評価する、では論理になっていない。
 このタイミングで評価という作業をする必要性を説明する。
*評価の枠組みを示す必要がある。
 導入目的の達成度の評価とあわせて正負のインパクトもみる、
 という枠組みが基本。
*導入目的の達成度の評価というからには、
 導入目的がなんなのか、
 その達成度をどうやって測定するのか、
 まで書き留めておく必要がある。
*正負のインパクトについては、
 誰(どこ)にどんな影響が発生しているのかを
 分類整理して考察する。
 周辺道路への影響、公共交通への影響、高齢者の交通行動への影響
 といった項目も、羅列ではなく体系的に整理されている必要がある。
*評価の仕方がひとめでわかる表になって示されていれば、
 あとはそれに基づいて、順番に考察していく。
 こうすれば論理的になるし、論文も読みやすくなる。
*オリジナリティの明示。
 自分の研究のオリジナリティがわかるようにする。
 通常の研究では、既存研究のレビューという章があって、
 その章の結論が、自分の研究の対象や手法のユニークさを語っている。
 関連する既存研究はすべてレビューしていて、
 それらではわからず、かつ、それらでの知見、調査方法を活かしながら、
 新しい課題に取り組んだ、と堂々と記述するのが望ましい。

ほかにも細かいコメントをいただきましたが、昨年11月の
発表論文を大幅に書き直して仕上げました。
真夜中でも明け方でもコメントを返してくださる教授は
まさにスーパーマンです。