本田賞授与式2017年11月16日 22時25分

科学技術分野のノーベル賞とも言える本田賞の授与式と
受賞記念講演が帝国ホテルにて挙行されました。
今年の受賞者は日本人の松波弘之京都大学名誉教授です。
シリコンカーバイド(SiC)パワーデバイスの先駆的研究と
実用化への貢献が評価されました。

下記はHONDAによる2017年本田賞の紹介です。


本田賞授与式は本田宗一郎さんの誕生日(11月17日)前後に
執り行われます。
今年も授与式、記念講演、レセプションに列席させて
いただけました。光栄なことです。

メダル、賞状と副賞1,000万円を授与された松波博士です。
長年、研究生活を支えてこられたお連れ合い様には花束が
贈呈されました。

おめでとうございます。

記念講演は、非常に興味深い内容でした。

パワーデバイスとは、インバーターやコンバーターなどの
電力変換器に用いられる半導体素子です。
一方、シリコンカーバイドSiCは、高効率で電力制御を実現
する素材です。
実用化されたSiCパワーデバイスによって、電力を供給する
際の電力損失を著しく削減させることができ、さらに機器の
小型化と高速で高効率な電力制御が可能になりました。
このことは、電力消費に伴う化石燃料の消費や、発電廃棄物の
地球規模の急増に対する解決策にもつながります。
実用化するまで多くの困難があったようですが、松波博士は
決してあきらめず、粘り強く研究に取り組んでこられました。

改めて「人間性あふれる文明の創造」に寄与された松波博士の
研究に敬意を表します。

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