小田高樫友祭に2016年05月15日 21時09分

箱根湯本の開雲をチェックアウトして、小田高同窓会の
「樫友祭(けんゆうさい)八幡山トーク」を聴くため
何十年ぶりかで母校に行きました。
浜野、瀬戸、皆木さんも一緒です。
新校舎に建て替えられてからは初めてなので、
浦島太郎みたいな気分。

小田高は海抜80メートルの八幡山にあり、小田原駅から
「百段坂」と呼ばれる急勾配の坂道を登ります。
瀬戸さん、皆木さんは「百段坂なんて、もう登れねぇよ」
とタクシーでいくというので、駅で別れました。
私と浜野さんは百段坂コース。
「百段坂も整備されて昔とは大分変わったらしい。
 坂の真ん中に手すりがあるんだってよ」と浜野さん。
「えー。あれが今の百段坂?
 なんか近代的に整備されてしまったわね」と私。
昔は両側に家が建ち並んで、狭い石段だったのに、
真っすぐ直線の幅広い坂になって、横には途中まで
車が通る道ができています。
しかも石段ではなく、「石畳風の」舗装。
振り返ると、坂の向こうに小田原市街が広がり、
その向こうに小田原の海が見えるのは昔と一緒です。
段数を数えたら131段ありました。

小田高に着いたら、校舎がすっかり変わってました。
最初に「キャンパスツアー」というのがありました。
中庭にある「鎮遠の鐘」。旧清国の戦艦「鎮遠」の時鐘で、
関重忠海軍少将により寄贈されたものだそうです。
井戸の跡。
校舎建て替え工事で実施した発掘調査で、この場所の
地中から井戸が発見されたとのことです。
中に詰まった土から、江戸時代の宝永4年(1707年)に
降った富士火山灰が確認されたという貴重な遺産です。

本日の樫友祭のメインイベント「八幡山トーク」。
経営者シンポジウム。演題は
~今を『創る』そして明日のために~
です。出演者の顔ぶれが超豪華。
パネリスト(左から)
山本忠人(ただひと)富士ゼロックス(株)代表取締役会長
山口 学 (株)関電工代表取締役会長
瀬戸 薫 ヤマトホールディングス(株)取締役相談役
磯崎 功典(よしのり)キリンホールディングス(株)
      代表取締役社長
司会は 鈴木 款(まこと)フジテレビ報道局
      シニアコメンテーター
つまり、富士ゼロックス、関電工、ヤマト運輸の元社長と
キリンビールの現社長の計4人ー日本の大企業のトップが
4人も壇上に並んでいるのです。
同窓会でこんな企画、二度とできないでしょう。
(各パネリストの経歴はこちらを見てね。)
パネリスト紹介

プロの司会(鈴木氏)によるトークの内容は、
会社を変える原動力になったものは何か、
ピンチになったとき、どのように決断を下したのか、
そして後輩へのメッセージという、内容の濃い、
素晴らしいものでした。
4人のどの方のお話にも、胸を打たれました。
早速、岐阜新聞の夕刊コラムにも書く予定です。

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